|
私が誰と話してたか、って話題が上がるのを、私も若干期待してた。
でも、機会がなかったから仕方ないね。
【今、ばらしちゃえば?】話ややこしくなんない?
(少し残念そうな表情をするも、由貴の乱入に一人でしゃべって)
宇佐見さんは最後まで残りそうな気がしてました。
勘ってやつで…何となく。
弟さんのほうから出来ての双子設定なんですね、へぇ……
(感心したようにそういって)
私も、花代ちゃんとは話して見たかった。
まぁ、プログラムの中盤から終盤にかけて悠君と一緒に行動してて、人にほとんど会わなかったし……
結局縁がなかったんだよ、残念だけど……。
(眉を少しハの字にして言って)
八千代さんとは、少ししか話せていないですね。
二回目に会ったときは殺されると思いましたよ。
(あはは、と空笑いをしながら言って)
七瀬くんとは幼馴染か……。
いいね、そういうの。
(微笑みを浮かべて言って)
そういえば…六花ちゃん、御堂君とよく口喧嘩(?)してたよね。その間に七瀬君が居たときは、七瀬君に少し同情した。
それで、御堂君のことは、どう思ってるの?
(首を傾げながら尋ねて。)
あ、あの~……
二人して何言ってるのかな?
(何を言っているのか分からないと言って目を逸らして)
――…悠君とね…結論だけ言うと、付き合ってなかったよ。
ただ、相手が私のことをどう思ってるのかは、最期まで分からなかったけどね。
【そういうこと聞いてるんじゃないと思うんだけど…】そうなの?
(由貴の言葉に小声で呟いて)
|
|